サークル「P-F easy」さんのコミックマーケット88新作『BAKERY』を読みました。シンプル&おしゃれな表紙とは一転、その内容に萌え殺されるかと思った。
小動物と食べ物のコラボレーション!
本書の作者・らいらっくさんと言えば、pixivではランキング常連の、「動物+食べ物」を描くイラストレーターさん。例えば――以下のようなイラストがあります。
なにこれ美味しそ……いや、なにこれかわいい。
パッと見たかぎりでは美味しそうなスイーツのイラストかと思いきや、“食べ物が動物”だったり、“動物が食べ物と同化”していたり。な、なにをいってるかわからねーと思うが、とりあえず美味しそうでしかも可愛くて悶え死ぬ。
パンをテーマにしたパン屋のメニュー表というかパンフレットというかパンとブレッドの本です。
その中でも本作『BAKERY』はその名の通り、「パン」をテーマにしたイラスト集となっております。
“パン屋さんのメニュー表”っぽい構成と内容になっており、本文中にはそれぞれの“商品”の説明文と価格、裏表紙には架空の“パン屋”さんの住所と連絡先まで載っているという凝りっぷり。時計を持ったウサギを追いかければ、辿り着けるのかしら……。
もふもふ!ふわふわ!“食べちゃいたい”くらいに可愛い!
この“メニュー”に登場するのは、多種多彩な菓子パン、惣菜パン、定番パンに加えて、ウサギに小鳥、ネコにイヌといった動物たち。
圧倒的な「ドヤ顔」で商品と一緒に写っている動物もいれば、クリームや隙間に隠れるようにして“入り込んでいる”動物たちも。頭隠して尻隠さず。かわゆい。
店名が“rabbit bread”となっているように、圧倒的に多いのはウサギ。
心がぴょんぴょんするのを通り越して、涎がだらだらと出そうなくらいに美味しそ……じゃなくて、かわいいのです、はい。――ちくしょう! けしからん! もふらせてくださいお願いします!
“もふり成分”として存在感を放っているのは、ちっちゃな鳥っ子たち。パンの上にちょこんと乗っかって絶妙なバランスを保っている子もいれば、クリームの間に挟まって「なにか?」とでも言わんばかりにこっちを見ている子も。
あと、「たまごサンド」をはじめとして、妙に“たまご”系の具材の近くに挟まっているのが、すごく意味深です……。
そして、この顔である。
動物好きさんはもちろんのこと、パン好きの人にとっても、いろいろな意味で「たまらない」一冊となっているのではないでしょうか。最高に癒やされました。それとなにより、パン食べたい。このちびっ子たちとセット販売されてないかなあ……。
サークル「P-F easy」について
P-F easyより
サークル「P-F easy」は、らいらっく(@pfeasy)さんの個人サークル。
過去には、和食やカフェをコンセプトとした同人誌も頒布されており、pixivでも「動物+食べ物」系のイラストを数多く投稿されています。
2015年5月には、リブレ出版から『不思議のもふもふカフェ』を発売。
pixivや同人誌で公開した過去のイラストと描きおろしを含めた、二重の意味で垂涎の一冊となっております。萌えと信頼のらいらっく印*1。こちらは一般書店・Amazonでも手軽に購入可能となっているので、興味のある方はぜひぜひ。