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あれこれ。

アニメ、コミック、ライトノベル、同人誌、アニソン、あれこれ。

ホッと一息つく間に読みたい漫画『コーヒーもう一杯』

マンガ/ラノベ

 休日の昼下がり。

 やることをやって、小休止。ホッとしたい瞬間。

 

 ちょっとした合間に、コーヒーを一杯、いれまして。

 ゆっくりしながら読みたい、一冊のマンガがございます。

 

 それが、こちら。

 

コーヒーもう一杯I (ビームコミックス)

コーヒーもう一杯I (ビームコミックス)

 

 

 

スキマ時間に読める短篇集

 『コーヒーもう一杯』は、一話完結型の短篇集。それぞれの物語に「コーヒー」が登場し、話に彩りをもたらしたり、舞台装置として働いたり。

 恋愛、家族関係、不思議な出来事など、内容はさまざま。しかし、いずれもどこか優しげなストーリーが展開され、読み終えた後には思わず「ホッ」とします。

 

 また、作者である山川直人さんの版画のようなタッチの絵も特徴的で、すごく印象に残るもの。

 

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山川直人『コーヒーもう一杯I』(ビームコミックス)より

 

 個人的に大好きな1ページ。

 いろいろな人の生活の様子、人間関係が断片的に描かれているようで、すてき。

 

 全体的に角ばっているようにも見える絵柄ですが、全く無骨さのようなものは感じず、むしろ「柔らかさ」を覚えるような、不思議なタッチ。こういう絵柄が好みの人って、結構いるんじゃないかしら。

 

 

温かく、懐かしく、切ない物語

 本作は1冊の中に複数の物語が収録されており、それぞれで全く違った登場人物の人間模様が描かれています。つながりはなく、いずれも独立した話であるにも関わらず、読後感はどこか似ていて、ふしぎ。

 

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山川直人『コーヒーもう一杯I』(ビームコミックス)より

 

 共通点と言えば、その「読後感」と、必ず登場する「コーヒー」の2点。

 このコーヒーがまた、“良い味”を出していて、「おお……!」となるのですよ。

 

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山川直人『コーヒーもう一杯I』(ビームコミックス)より

 

 行間で挟まれる、“Coffee Break”もまた、すてき。

 

 作者さんは「ことば」で伝えることも得意なんじゃないかな。

 絵本のような、童話のような、短いことばの中にメッセージを強く込めるような。

 

 そういう意味では、読み方によっては「絵本」として読んでみても違和感がないように思います。ちょろっと読んで、内容は理解できるのだけど、もやもやが残る感じ。それも悪い意味での心残りじゃなくて、どこか心地の良い読後感。

 

 

 本作『コーヒーもう一杯』は、全5巻。

 まったりと過ごしたい週末にでも、コーヒーカップを片手にいかがでしょうか。

 

 

コーヒーもう一杯I (ビームコミックス)

コーヒーもう一杯I (ビームコミックス)